探偵や興信所の費用相場

探偵事務所や興信所の費用や料金の計算方法や相場を詳しく解説します

探偵事務所の代表が調査費用や料金をどう決めているのかすべて話します

浮気調査や人探し、身元調査、結婚調査などを探偵事務所や興信所に依頼したいとき、気になるのは具体的にどのくらいの料金が掛かるかでしょう。あらゆる商品やサービスには、適正価格や相場というものがあります。しかし探偵の調査料金は、公共料金のように法律で価格が決められているわけでもなければ、家電製品などのように判りやすく値段が表示されているわけでもありません。実際、複数の探偵事務所に相談してみると提示された料金がかなり異なった、というケースも珍しくないものです。

では、探偵への依頼料はどのように決まり、いくらなら適正料金と言えるのでしょうか。このサイトでは、そうした探偵の調査費用・料金に関する様々な疑問についてお答えします。以下のような疑問をお持ちの方は、ぜひご一読ください。

  • 探偵への依頼料はズバリいくらなのか?
  • 探偵の料金はどのように決まるのか?
  • 同じ調査を依頼しているのに、探偵事務所ごとで見積もりが違うのはなぜか?
  • 格安料金を謳う探偵事務所への依頼には、なにか問題があるのか?
  • 一定の料金パックで探偵は何をどこまで調べてくれるのか?
  • 探偵料金はどのように支払えばいい?
  • 探偵による調査の『原価』とは?
  • 調査の質を下げずに料金を安く抑える方法はないのか?

1.探偵事務所に浮気調査を依頼した際の料金相場


探偵事務所への依頼でもっとも多いのが浮気調査と言われています。まずは浮気調査を依頼する場合に掛かる料金の相場についてご説明しましょう。

(1)浮気調査の依頼にはこれだけ掛かる

浮気調査の料金相場は、一般的に40万円~60万円ほどとされています。これは依頼から調査を経て、最終的に解決する(証拠が確保できる)までの一連の流れにおいて必要となる金額で、だいたい4~7日間ほどの期間を調査に費やしたケースを想定しています。途中で解約した場合や、調査が失敗した場合の料金とは異なることにご注意ください。

(2)浮気調査の料金相場は目安

40万円~60万円という相場は、あくまでも目安に過ぎません。条件次第では20万円ほどで収まることもあれば、100万円を超えることもあります。料金にこのような差異が生じる理由については、後ほどご説明します。

2.浮気調査以外(人探し、企業調査、婚前調査などの身辺調査、ストーカー対策)を依頼する際の料金相場


探偵事務所への依頼内容は、浮気調査だけに限られません。人探しや身辺調査などの料金相場についても確認しておきましょう。

(1)探偵に依頼できる主な調査メニュー

浮気調査以外で、探偵に依頼できる代表的なメニューは3つに分けられます。第1に、人探しや家出した相手の捜索などの所在調査です。対象者がどこにいるのか、どのようなルートを移動したのか、といったことを調べます。第2に、企業の採用予定者や婚約相手の実態などを調べる身元(身辺)調査です。対象の経歴や交友関係について詳しく掘り下げます。

第3に、ストーカーや嫌がらせへの対策調査です。ストーカーなどを受けた場合に、誰が何の目的で、どのような手口で行っているのかを調べ上げることで、警察への被害届を出せるようにします。では、それぞれに応じた料金相場を見ていきましょう。

(2)それぞれの調査料金相場

①人探し・所在調査

所在や消息が不明な相手を探すのには、ある程度の時間が掛かります。また、移動範囲も広くなりがちです。そのため、所在調査の料金相場としては、50万円~100万円(調査期間:約2週間)ほどになります。

②企業調査・婚前調査

身元や身辺の調査にあたっては、多くの資料を集め、知人や友人、職場関係者などへの聞き込みを行う必要があります。ただ、調査対象と調査内容は始めから明らかなので、所在調査よりは安くあがる傾向が見られます。企業が採用予定者の経歴などを調べる場合なら、5万円~10万円ほどです。複数の採用予定者がいて、一括で依頼をするといった事情があれば、一件あたりの調査料金は多少安くできることもあります。また、婚約相手の素性や交友関係を調べる場合なら、10万円~35万円(調査期間:約2週間)ほどです。料金は調査期間や深度により変わってきます。

③ストーカー・嫌がらせ対策

ストーカーや嫌がらせへの対策調査における特徴は、相手方からのアクションを待って仕掛ける必要があるという点です。調査相手が証拠を残してくれる形となるため、調査はあまり長期にわたらない場合が多いと言えます。料金相場は、1日あたり約10万円(調査員:1名)です。

3.調査料金はどのような計算方法を取っているのか?


ここまで、各種調査に関する料金相場についてお伝えしてきました。ただ、たとえば同じ浮気調査でも40万円~60万円というように、料金相場には幅があります。探偵事務所の見積り金額が妥当かどうかを判断するには、その金額がどのように算出されたのかを知っておかねばなりません。そこで、探偵事務所では調査費用をどう計算し、料金として提示しているのかをご説明します。

(1)調査料金と調査費用

先に、やや混同しやすい「調査料金」と「調査費用」の区別について確認しておきましょう。調査料金とは、一連の調査に対して最終的に探偵事務所から請求される全体金額をいいます。「依頼料」とも呼びます。これに対して調査費用とは、調査そのものに掛かる金額をいいます。調査料金は、探偵事務所の採る料金体系によっても変わりますが、一般的には「調査費用」に「着手金」と「成功報酬」を合算した金額を指します。

(2)調査費用とは何か

調査費用の内訳としては、様々なものが含まれます。主な名目は人件費と各種手当、そして経費、実費です。まず、人件費とは調査員(探偵)を稼働させるために掛かる費用をいいます。次に、各種手当とは、たとえば遠く離れた場所まで赴く際の出張手当や、深夜・早朝に張り込みや尾行を行う際の時間外手当、ボディガードを請け負った場合の危険手当などをいいます。

実費については、調査や打ち合わせに関して実際に出費した費用が請求されます。具体的には、交通費や宿泊費、燃料費、高速料金、駐車場料金のほか、通信費や消耗品費、郵送費などが該当します。これに対して経費とは、探偵事務所にある車両や機材などを使用する場合の手数料や雑費のほか、報告書作成代などの技術費があります。

(3)調査費用に影響を及ぼす3つの要素

調査費用、ひいては調査料金に影響を及ぼすポイントとして、「調査員の数」「調査に要する時間」「調査の難易度」の3つがあります。基本的に、調査員の数が多く、調査時間が長く、調査が難しいほど料金は高くなります。後述しますが、調査料金を抑えたい場合には、この3つの要素に切り込んでゆくのが効果的です。

(4)調査費用・料金の計算方法

調査料金の体系には、次の3つがあります。

  • 時間料金制(タイムチャージ制)
  • 成功報酬制
  • パック制

時間料金制とは、調査に要する人員数と調査時間を掛け合わせて料金を設定する制度です。料金の計算がしやすく、明快だというメリットがあります。成功報酬制とは、着手金や諸経費等に加え、調査成功時に「成功報酬」を支払うという制度です。メリットは、難易度が高く、必ずしも成功の保証がない調査を依頼する場合、この制度を選ぶことで料金を抑えられる可能性があるという点です。パック制とは、いわゆる定額制です。支払う額を事前に決めておき、それ以上は原則として料金が掛からないという契約となります。事前の想定より調査が長引いたとしても、料金が変わらない点にメリットがあります。

①時間料金制(タイムチャージ制)

たとえば浮気調査の場合、調査員1名が1時間稼働すれば、その費用は約1万円となります。通常は調査漏れの防止といった理由から2名以上で取り組むため、1時間あたり約2万円掛かるものと考えましょう。1日あたり5時間、平日5日間の調査を依頼した場合、料金相場は以下の通りです。

2万円(調査員2名の費用)×5時間(1日あたり調査時間)×5日間=50万円

②成功報酬制

調査の種類や探偵事務所にもよりますが、着手金の相場は10万円~20万円、成功報酬は30万円~60万円ほどです。諸経費や実費は5万円~10万円ほど見ておくとよいでしょう。料金相場の例としては、以下の通りです。

10万円(着手金)+5万円(諸経費)+50万円(成功報酬)=65万円

③パック制

パック制の料金相場としては、1時間あたり1万円~1万5000円ほどです。時間料金制や成功報酬制よりは安くなります。取り決めた期間内に調査が終わらなければ、延長料金を支払うことで調査期間を延ばすことも可能です。料金相場の例としては、以下の通りです。

35万円(30時間稼働)+5万円(諸経費)+延長料金=40万円~

4.探偵事務所ごとに費用に差が出るのはなぜ?


各探偵事務所のホームページを見比べたり相見積もりを取ったりした場合、費用や料金に違いが生じることも珍しくありません。それも数千円単位ではなく、時に数万円から数十万円の差が出ることすらあります。これにはいくつかの理由が考えられます。

(1)悪徳事務所であるケース

もっとも単純な理由としては、「ぼったくり」が挙げられます。探偵事務所の調査料金は法律上の規制などがあるわけではないため、自由に取り決めることができます。料金相場や算定の根拠を知らない依頼者に対して、過剰な請求をする悪徳事務所も残念ながら存在します。探偵業法という法律では、探偵業務に関する対価(報酬額など)について、依頼者に説明しなければならないものと定められています。どうしてその料金となるのか、疑問に感じたら遠慮なく質問するようにしましょう。

参照元URL:探偵業法(探偵業の業務の適正化に関する法律)

(2)調査員の数が異なるケース

探偵事務所ごとで、その調査に動員する調査員の数が異なる場合があります。調査料金の中で占める割合がもっとも大きいのは人件費なので、調査員の数が少なければ調査料金も安くなるというわけです。ただ、不当に料金が高いのは問題ですが、安ければ安いほどよいとも限りません。格安事務所へ依頼することによるリスクは後述します。

(3)調査に費やす時間が異なるケース

調査員数とは別に、調査時間の長短で料金は変わってきます。たとえば、同じ10日間の調査という契約でも、1日あたりの調査時間が8時間なのか5時間なのかで、当然料金は異なるでしょう。時間料金制の場合はわかりやすいですが、パック制などの場合は全体的な調査期間だけでなく、1日あたりの具体的な調査時間も確認しておくとよいでしょう。

(4)サービスの充実度が異なるケース

探偵による調査業務は、基本的に調査と証拠の確保、そして報告から成ります。ただ、探偵事務所によってはそれだけではなく、後述するように様々なオプションサービスが用意されています。たとえば対応エリアや対応時間、あるいは他業種との提携の有無といったポイントにより、違いが生じるのです。依頼者の置かれた状況によって必要とするサービスは異なりますから、ご自身に適したサービスを実施している探偵事務所を選ぶべきでしょう。

5.格安!激安!などと謳う探偵事務所には裏がある?


特にインターネット上の広告などでは、「格安!」「激安!」というように低価格を売りにする探偵事務所を見かけることがあります。同じサービスなら安いに越したことはありませんし、料金が高いからといって絶対に信頼できるとも限らないでしょう。ただ、安さに特化した宣伝を行う探偵事務所には、以下の理由から気をつけることを推奨します。

(1)いい加減な調査が行われる可能性がある

上でご説明したように、調査料金として比重が大きなものは人件費です。また、調査時間が長ければ長いほど料金は高くなります。つまり、調査に動員する人数を少なくしたり調査時間を削ったりすれば、調査料金は下げることが可能です。

ところが、たとえば浮気調査や素性調査のように相手の追跡や尾行が必要となる調査では、調査員が1人だった場合、一瞬も相手から目が離せないことになります。これではトイレや睡眠の時間も確保できず、現実的ではありません。調査の精度を高めるには、やはり2人以上の調査員を動員すべきです。逆に言うと、コストを抑えるあまり単独の調査員に浮気調査などを扱わせるような事務所では、ターゲットを見失う、追跡や尾行が相手に露見する可能性がある、といったリスクが生じるのです。

また、調査時間を削ることで、肝心の浮気相手との密会現場を確保し逃すことや、探していた相手が居場所を移してしまうこともあります。本来は一定時間を集中的に調べたほうがいい場合にまで調査を切り上げ、却って調査完了までに日数が掛かってしまう可能性もあるのです。

(2)追加料金を請求されて高くつく可能性がある

調査自体はきちんと行ってくれる事務所でも、最初の見積り金額が安い場合には要注意です。調査内容にどのようなものが含まれており、何が含まれていないのかを確認しておかないと、追加料金という形で後から高額な請求をされる危険性があるためです。悪質な探偵事務所の中には、調査による成果をいわば人質のようにして、「追加料金を支払っていただければちゃんとした証拠をお渡しします」などと告げてくるところもあるとのことです。

本来、最初の見積もりで料金が安いかのように誤認させて契約を結ぶ行為は、民事上の詐欺にも問われかねないものですし、探偵業法の定めにも反しています。相場に照らして説明された料金が著しく安い場合、含まれるサービス内容だけではなく、追加料金の有無や解約料についても確かめておきましょう。

6.「成功報酬型」「結果が出なければ0円」は本当なの?


探偵事務所への依頼料金に関するトラブルで多いものの一つが、成功報酬制(型)に対しての思い違いです。「無料」、「0円」という宣伝を鵜呑みにすると、思わぬ請求に戸惑うことにもなりかねないため、特に注意を要します。

(1)「成功報酬制」と「完全成功報酬制」の違い

まず押さえておきたいのは、「成功報酬制」と「完全成功報酬制」は違うという事実です。成功報酬制とは、着手金と諸経費、実費の支払いを受けた上で、調査が成功しなければ成功報酬のみ請求しないという仕組みです。つまり、調査不成功時に支払う必要がないのはあくまでも成功報酬だけで、着手金と諸経費、実費は掛かるのです。

これに対して完全成功報酬制は、調査が成功しない限り一切の報酬を受け取らないという仕組みであり、「成功報酬制」という言葉で多くの方がイメージするのはこちらでしょう(※完全成功報酬制を謳う事務所の中には諸経費のみ請求するというところもあります)。したがって、「無料」「成功しなければ0円」と言えるのは完全成功報酬制だけだということに気をつけなければなりません。

(2)(完全)成功報酬制に絡む問題

(完全)成功報酬制は、探偵事務所側にとってもリスクの高い料金プランですから、事前の打ち合わせはきちんと詰めておく必要があります。とりわけ注意すべきは、「成功」の定義です。何を以って成功とするかを取り決めておかないと、依頼者側にとっては不本意な結果でも「成功」と強弁されて料金を請求されてしまう可能性があるからです。「浮気の証拠を入手できたら成功」などのような曖昧な取り決めではなく、「配偶者と浮気相手がホテルへ入り出ていく場面を写真に撮れれば成功」というように、できるだけ明確にしておきましょう。

7.「お客様のプランにあった見積もりを提示」とある探偵事務所で不当に料金が高くなることはない?


探偵事務所に持ち込まれる相談において、依頼者の置かれた状況や目的は様々です。そのため、人探しなら一律でいくら、浮気調査ならいくら、というようにあらかじめ完全に決めておくことはできません。そこで多くの探偵事務所では、依頼者の相談を受けて具体的な見積もりを行います。では、依頼者の相談内容に合わせた結果、料金が不当に高額となってしまうことはないのでしょうか。適正な料金での見積もりを取る方法をご説明します。

(1)見積もり内容を細かく確認する

見積もり書には、契約の内容と調査に要する費用、着手金、成功報酬などが記載されています。探偵業法では、契約の前後に調査内容や料金といった重要事項について説明し、書面を交付すべきことと定められています。どのような名目で、どのくらいの額が掛かるのかを確認するようにすれば、調査料金が高くなり過ぎる心配はありません。逆に、ここで料金や費用をきちんと説明してくれない探偵事務所は、その時点で探偵業法違反の疑いが濃くなりますし、信頼性という点でも問題があります。

(2)追加料金や調査期間の延長についてチェックする

調査に着手した後で、当初の契約内容と違いが出てくることがあります。たとえば、人探しを国内で行う前提の契約だったところ調査対象者が外国に向かったことが判明した場合や、調査期間内に決定的な証拠を確保できなかったために調査期間を延長したい場合などが考えられるでしょう。こうしたケースでは、原則として追加料金が掛かります。ただ、具体的にどの程度の料金となるのかを打ち合わせておかなければ、中途半端な結果のまま調査打ち切りとなるおそれもあります。後から事情が変わる可能性は常にあるため、予定通りに調査が進まなかった場合の料金についても聞いておくのが確実です。

(3)調査の種類と料金体系の適合性を確かめる

時間料金制や成功報酬制、パック制といった料金プランには、それぞれ適した調査や状況があります。時間料金制なら調査相手の素性や行動がある程度わかっている場合、成功報酬制なら調査難易度が高めの場合、パック制ならある程度長期間の調査を依頼したい場合、というような使い分けが重要なのです。契約を結んだ後からプランを変更するのは大変ですし、調査内容にも影響を及ぼします。見積もりや打ち合わせの時点で、ご自身に最適な料金プランが選ばれているかどうか確かめておくことで、料金を抑えられます。

8.「あんしんパック」とある探偵事務所はどこまでがパックなのか?


探偵事務所の中には、あんしんパック(あんしん料金パック/安心パック)というプランを用意しているところがあります。一定のサービス内容がセットになったパックプランですが、同名のサービスを提供している探偵事務所が複数あるため、ここではMR探偵事務所を例としてご説明します。

(1)「あんしん料金パック」の内容

まず、調査員の人件費が含まれています。これは最大5名までとなっており、見落としや尾行者が変わらないことによる露見といったリスクを極力減らせるようになっています。次に、動画・証拠写真の撮影料が含まれています。示談や裁判を目的とした調査の場合、適切な証拠は必須ですから、動画や写真は欠かせません。

さらに、車両費やガソリン代、交通費も含まれています。移動範囲が広くなる人探しや所在調査にも適していると言えるでしょう。そして、報告書作成費用も含まれているため、裁判になった際にも証拠として使用できます。ここまでは、探偵事務所の引き受ける多くの調査にとって基本サービスと言える部分です。

あんしん料金パックには、これらに加えて、「特殊機材」の使用料と「カウンセリングサービス」料が含まれています。特殊機材とは、高性能の望遠機材など、対象者に調査していることを知られずに確実な証拠を入手するための道具です。一般には用いられない機材なので、プロならではの手段と言えます。特長的なのがカウンセリングサービスで、これは浮気調査などで心にダメージを負った依頼者に対し、専門のカウンセラーがメンタルサポートを行ってくれるというものです。調査だけを扱う探偵事務所も多いですが、アフターケアまで行き届いたサービスを行うことで、文字通りの「あんしん」を提供するわけです。

(2)「あんしん料金パック」の料金

1時間あたり、2万円~5万円(税別)と設定されています。これだけでは高いか安いかが判断しにくいところでしょう。そこで、含まれているサービス内容から考えてみます。調査員1名の1時間あたり稼働料金は、約1万円とご説明しました。あんしん料金パックでは最大5名の調査員が投入されるため、5万円だったとしても、これだけで上限に達することがわかります。

機材費は込みの探偵事務所も多いですが、別途請求するところでは1万円~3万円、車両費は1日あたり2万円~3万円が相場です。報告書作成費用は1部あたり5000円~1万円というのが一般的です。このように、あんしん料金パックは特殊機材費やカウンセリング料を考慮に入れなかったとしても、1時間あたり1万円以上お得だという計算になります。

9.クレジットカードや分割で支払うことは可能?


探偵事務所への依頼料は、時に十数万円を超えることもあり、必ずしも低い金額ではありません。中には現金での支払いが難しいという方もいるでしょう。特に配偶者の浮気・不倫調査を依頼したいといったケースでは、依頼者が経済的DVの被害などに遭っており、手持ちの現金がほとんどないこともあります。

探偵の調査料金は現金一括払いを原則とする事務所も多いですが、中には各種クレジットカード払いや分割払い、後払いに対応しているところもあります。大手事務所と呼ばれるところでは、大抵JCBやVISA、Master Cardなどのクレジットカード払いに対応していますし、中には「現金での分割払いも応相談」という事務所もあるので、手持ちが少なくて依頼をためらっているという方は、無料相談をしてみることをおすすめします。

10.多少料金が高くても大手探偵事務所には相応のサービスがある


大手の探偵事務所は、あまり料金の安さを前面に押し出しません。しかし、それは不当に高額な料金を請求しているからではなく、料金を取る代わりにしっかりとした調査やサービスを提供するためです。具体的に大手探偵事務所が行うサービスについて見ておきましょう。

(1)全国対応サービス

大手事務所は全国に支部やオフィスがあるので、全国的な対応が可能です。中には海外対応まで行ってくれる探偵事務所もあります。対応可能な地理範囲の広さは、特に人探しや所在調査、消息調査において威力を発揮します。自分から身を隠した相手や何年も前に消息不明となった相手を探す場合、一定の限られた地域だけの探索にはあまり意味がありません。全国的なネットワークを通じて調査を行うことで、遠く離れた場所へ移動した尋ね人も迅速に見つけ出すことができます。これは小規模事務所には難しいことです。

(2)積み重なったノウハウ

規模の大きな事務所を維持するには、それなりの依頼件数がなければなりません。小さな個人病院よりも大学病院のほうが執刀経験の多い医師が揃っているように、大手事務所に所属する調査員のほうが調査経験は豊富と見ていいでしょう。プロの探偵の持つ尾行や撮影といった行為は、専門的技能を要します。対象者の警戒度合いも尾行する経路も、案件ごとに異なります。より確実な調査を行ってほしいのであれば、相談件数実績の多い大手の探偵事務所に依頼するといいでしょう。

(3)他業種との提携・人脈

大手探偵事務所の特長として見逃せないのが、他業種との提携サービスです。代表的なのが弁護士です。特に浮気・不倫調査や相続人調査などの場合、調査後には調停や裁判へと移行するケースが少なくありません。そうした際に、調査の経緯の引き継ぎをしてもらった弁護士が就いてくれると、紛争のスムーズな解決が期待できるでしょう。

また、事務所によっては警察OBなどとのパイプがあり、そこからストーカー対策や家出人捜索に関する助言を得られるところもあります。さらに、相談部にカウンセリングの有資格者を在籍させている事務所もあり、充実したアフターケアを受けられることもあります。このように他業種との協力体制を打ち立て、豊富な人脈で調査を進めていけるのは、大手事務所ならではのポイントです。

11.探偵事務所は一回の調査にどのくらいの費用がかかるのか


探偵事務所の調査料金には、当然ながら調査費用が含まれています。店頭に並ぶ商品を例に取ると、値段が調査料金だとすれば、調査費用は製造費や仕入れ値などの「原価」とも言えるでしょう。もちろん商売であるからには利益の上乗せが必要ですが、本来の調査費用はいくらくらいなのでしょうか。

(1)調査費用の内訳

調査費用の内訳は、既にご説明した通り人件費と各種手当、そして経費、実費です。人件費は調査員の給与、各種手当は時間外手当など、経費は車両や機材の使用手数料であり、実費は交通費や郵送費などです。人件費について、探偵の一般的な月収は20万円~30万円とされています。月に22日前後勤務すると仮定した場合、日給は約1万円となります。一回の調査に1日費やすとすれば、人件費は約1万円と見ていいでしょう。

車両を用いて調査する場合、レンタカーの1日あたりの代金が8000円前後です。同様に高性能カメラのレンタル料は、物によりますが1万円前後です。このほかに駐車場代や消耗品費、雑費が加わります。このように見ると、一回の調査に掛かる費用は、少なくとも3万円以上となります。

(2)一回あたりの調査料金

これに対して、実際に請求される調査料金は10万円前後となります(調査員2名で5時間前後の調査を依頼する場合を想定)。飲食店での原価率は3割~5割と言われており、探偵業務と同一視はできないものの、参考にはなります。調査料金における調査費用も3割~5割程度となるため、不当に高額な料金が設定されているわけではないことがわかります。

12.調査料金をできるだけ安くするにはどうするの?


調査料金は少なくとも数万円以上となるため、それなりの金額が掛かります。ところが、依頼の仕方によっては数万円、十数万円もの節約ができることがあります。調査料金を安くするためのポイントについてご説明しましょう。

(1)変えられるのは調査時間と難易度

調査料金に影響を及ぼす「調査員の数」「調査に要する時間」「調査の難易度」のうち、まず調査員の数は減らすべきではありません。最低限の交代要員がいなければ調査の精度が低下するからです。とはいえ、見積もりの際に過剰と思える調査員数が割り当てられていた場合、その理由は確かめるといいでしょう。他方、調査時間と調査の難易度は、依頼者側の工夫や事前準備によって減らすことが可能です。

(2)できるだけ詳細な情報の提供

調査を依頼するにあたって、依頼者が持っている関連情報はなるべく詳細に提供しましょう。たとえば人探しなら、年齢や髪型、身長、体型のほか、服装、所有車の車種や色、交通手段、勤務先、よく行く店や病院などを伝えるようにします。浮気・不倫調査なら、それらの情報に加えてレシートやクレジットカードの明細書といった、調査員の入手困難な情報も引き渡すべきです。他には、調査対象者の交友関係や母校、旧友の連絡先、チャットログなども重要となります。ストーカー対策なら、相手の手紙や送りつけてきたものが調査の手掛かりとなるでしょう。

浮気・不倫の調査に関しては、疑わしい日時の候補があれば必要最小限の調査で証拠を掴むことも可能であり、場合によっては即日で決定的な証拠を掴むことができるケースもあります。情報を詳しく提供することで余分な調査が要らなくなるため、費用も抑えられるのです。

(3)調査の成功条件や目的の明確化

調査のゴール地点や調査目的を打ち合わせ段階ではっきりさせておくことで、調査の効率化を図ることができます。たとえば浮気・不倫調査なら、裁判まで視野に入れるかどうかで、求める証拠のレベルや質も変わってきますし、企業の採用予定者の身元調査なら、履歴書の記載内容を確かめるだけなのか、知人や近隣住人からの評判まで掘り下げるのかで、掛かる手間ひまが異なってきます。調査の成功条件や最終目的は、契約前の時点で探偵にきちんと伝えるようにしましょう。

(4)調査内容に適した料金プランの選択

それぞれのプランには適した事案があるため、調査内容に合わせてプランを選ぶことで、余分な調査費用を掛ける必要がなくなります。たとえば調査を依頼したい日時がかなり限定できている場合は時間料金制で依頼するのが適していますし、調査対象者が警戒しているなどのように調査の難易度が高い場合は成功報酬制が向いているでしょう。これらに対し、探したい相手の情報が乏しい、調べたい対象者の数が多いというように、それなりの調査期間を要する場合はパック制での依頼がよいと考えられます。

調査を依頼する前にご自分の有する情報を整理し、最適な料金プランを選ぶことで、調査期間が短くなって料金も安く抑えられるでしょう。他にも、無料相談を活用するなどといった方法で、調査の質自体は落とさずに支払い金額を少なくすることが可能です。

13.具体的な調査費用事例

探偵事務所の中には、ホームページやパンフレットで料金を確認できるところもあります。しかし、大手事務所では実際に面談をするまで料金がわからないところも珍しくありません。これは、具体的な調査内容によって掛かる時間や必要とする調査員の数が変わってくる結果、料金も異なるためです。そこで、一つのモデルケースを取り上げ、調査の流れと料金について具体的に見ていきましょう。

(1)浮気調査を探偵事務所に依頼

35歳のA子さんは、ご主人と結婚し、出産してから家事や育児に専念するようになりました。慌ただしく過ぎてゆく日々の中、ご主人の挙動が怪しいことに気づいたと言います。今まではあまりなかった残業や休日出勤に加え、スマートフォンにもロックをかけるようになり、A子さんを避けるようにして誰かと連絡を取っている様子です。話し合いも考えたA子さんでしたが、「本当に浮気だったらどうすればいいのか?」「浮気を否定されたらそれ以上問い詰める材料がない」といった迷いもあり、ネットで検索して出てきた大手探偵事務所へ電話を掛けてみることにしました。

無料通話を掛けてみると、数回のコールで受付と思われる年配の女性の声が聞こえました。A子さんが調査の相談をしたいという用件を告げると、すぐにベテラン風の女性に交代し、詳しい話をすることになったのです。A子さんは、何の調査を依頼したいのか、また年齢や家族構成といった点を確認され、答えていきました。それから調査方法や必要とする証拠の説明がありましたが、見積もりは翌日になると言われました。また、その見積もりはあくまでも仮のものであり、正式な見積もりは面談をしてからだという話でした。

(2)見積もりと面談

翌日、探偵事務所から見積もりの電話連絡がありました。あらかじめご主人が電話対応することのない時間帯や連絡先を確認されていたため、探偵事務所への相談が知られる心配はありません。見積もりで告げられたのは、一回の調査を6時間として、24万円(税別)。なかなかの高額ではありますが、交通費や人件費、撮影代、報告書代などは全て含まれ、追加料金も掛からないとのこと、他社では調査員を増やせば料金もさらに増えると聞き、A子さんがネットで確認した探偵料金の相場からしても高すぎるということはないようでした。また、1週間のうち平日をカバーする5回の調査を依頼する場合、料金が10%オフの108万円(税別)になる、という話も聞きました。

後日、A子さんは最寄りの探偵事務所へ出向き、面談を受けます。厚い絨毯敷きの面談室は完全予約制で、行きも帰りも他の相談者らしき人とは一切顔を合わせずに済みました。打ち合わせと見積もり相談に同席したのは、落ち着いた雰囲気の調査員とカウンセラーの女性で、再度調査の方法や流れ、証拠の確保について丁寧な説明がなされました。

プライバシーの点も心配なく、A子さんはデータの流出を防ぐ取り組みやセキュリティロッカー、書類の溶解廃棄といった説明も受けました。また、調査料金にはカウンセリングの料金も含まれており、調査中や調査後にはいつでも相談できると聞いて、浮気だった場合の不安を抱えていたA子さんは、それが決め手となって契約を決めたそうです。

調査員やカウンセラーの説明によれば、ずさんな調査や追加費用の請求を行うような探偵事務所に依頼してしまうと、かえって高額の料金となってしまうこともあるとのこと。また、示談となる場合でも確実な証拠があるかどうかで、請求できる慰謝料額は数十万円単位で異なってくるのだと言います。A子さんの相談した探偵事務所には様々な浮気調査の事例が豊富にストックされているため、より望ましい形で解決できるようにアドバイスをしてくれるという話でした。

(3)契約と調査、そして報告

ご主人の写真などの資料を渡し、免許証を提示して、A子さんは契約書に署名捺印し、浮気調査の契約を結びました。具体的な浮気の日時がわかれば調査日も少なくて済むと説明を受けたものの、A子さんはそこまではわからなかったため、5回の稼働として契約。ただし、たとえば3回の調査で証拠を掴めれば、残りの調査料金との差額は返してくれると聞き、少し安心したとのことです。

調査の開始日から4日後、探偵事務所から連絡が来てA子さんは赴きました。また面談室に通され、そこで調査資料などをまとめた報告書を受け取りました。事前の打ち合わせ通り、写真と動画データがまとまったファイルを渡され、面談室に備え付けのディスプレイに映し出された画像や動画を確認しながら報告を受けます。調査の結果、ご主人の浮気相手は職場の同僚であることが判明しました。今後どうするかについては、カウンセラーとも相談しながら決めることができ、また離婚を視野に入れるなら弁護士も紹介してくれると言います。A子さんは、少し自分だけで考えてみることにしました。

(4)支払いと結論

調査が完了すると支払いに移りますが、今回の調査は幸い3回の稼働で済んだため、約67万円の請求にとどまりました。示談するにしても離婚するにしても、浮気相手とご主人が鮮明に写っている写真や動画が証拠として確保できたため、話を有利に進められるとのことです。A子さんは考えた末、幼い子供のこともあるので今回は離婚しないことに決めました。ただ、調査員やカウンセラーからのアドバイスに従い、再び浮気をした場合の取り決めや慰謝料については、ご主人から念書を取ることにしました。また、調査料金の支払いについては浮気相手に損害賠償を請求し、一部を賄えるため、最終的には20万円弱で収まる見通しが立ったといいます。

調査を依頼しなければ、A子さんはご主人の浮気を疑ったまま、幼い子供を抱えて気の休まらない日々を送ることになったでしょう。浮気の事実と相手をはっきりさせたことで、A子さんは気持ちを切り替えることができました。立ち直りの際には、カウンセラーによるアドバイスも一助となったといいます。「この先も続く結婚生活を考えるなら、疑惑の芽は早めに摘んでおいたほうがいいと思いました」というのがA子さんなりの結論だそうです。

まとめ

探偵事務所の掲げる料金は事務所ごとに様々であり、相場に照らして高いか安いかの判断も簡単ではありません。ただ、調査の何に費用が掛かるのか、それがどのように価格転嫁されているのかを知っておくことで、請求された金額に合理性があるかどうかを判断できます。また、料金は安ければいいというものではありません。最終的に大事なのは調査目的の達成であるはずです。そのために必要な費用を削ることで調査の失敗を招いては、本末転倒でしょう。探偵事務所との契約において、料金は重要なポイントです。提示された金額や根拠説明の際の対応などによって、その事務所の信頼性も推し量ることができます。料金に関して疑問に思った部分はしっかりと確かめた上で、信頼の置ける事務所に依頼されるのがよいでしょう。

監修者 MR探偵社代表取締役社長 岡田真弓
MR探偵社代表取締役社長
監修者 岡田真弓
探偵業界 唯一の女性代表

2003年総合探偵社・株式会社MRを設立。浮気調査や人探し、信用調査、企業調査、裁判証拠収集などの基本的な探偵業務に加えて、夫婦間の問題には心のケアが必要という考えから、業界初の「カウンセリング担当制度」を 導入。その新しい視点が反響を呼び、探偵業界で売上 No.1を達成。2008年専門的技術を備えた探偵 を育成するためにMR探偵学校を開校し、学長に就任。
2017年一般社団法人日本ライフメンター協会を立ち上げ、理事に就任。ラジオ日本では「岡田真弓の未来相談室」のパーソナリティーとして出演中

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